製品情報

AV NOE Solution

AV NOE solutionは、DLNAガイドラインVer 1.5に対応した機能をモジュール化したNOEソリューションです。

Ubiquitous Network Frameworkとともに、ホームネットワーク対応のデジタル家電を開発するために必要となるコンポーネントであるHome Network Option, 著作権保護されたデジタルコンテンツをホームネットワーク内で共有する場合に必要となる暗号化通信用のコンポーネントである Link Protection Optionをネットワーク専用マイコンに実装することで、DLNAガイドライン2006年10月拡張版に対応したデジタル家電のネットワークサブシステムとして利用することが可能です。

メインシステムでのミドルウェア実装などの手間を省くとともに、CPUに負荷をかけるTCP/IPや暗号化処理をサブシステム側にオフロードすることで、高スループットやメインシステムのCPU負荷を劇的に低減させることが可能です。
例えばテレビやビデオレコーダーなどを中心にメインアプリケーションの負荷が高まる中で、これらにメインシステムのリソースを十分に使うことができますので、高機能のDLNAガイドライン対応製品を開発することが可能となります。

概要図
ネットワーク処理の負荷分散

想像以上に重い TCP/IPの処理によりCPU負荷が高くなるために、ネットワーク機能が排他的な使用しかできない場合、その対応にはCPUクロック周波数の向上が必要となりますが、ホームネットワーク機能をオフロードすることで負荷分散を実現し、複数のHD(High Definition)動画同時送受信を可能にします。
更に著作権保護された動画などのデジタルコンテンツをホームネットワーク内で共有する場合は、システムにとっては非常に重い暗号・復号化処理を同時に行わなければなりません。この暗号処理をサブシステム側で行うことにより、例えば録画した地上デジタル放送を同時に複数送受信することなども可能です。

モジュール化による開発期間短縮とコスト低減

ホームネットワーク機能は規格機能であるにもかかわらず、個々の製品・モデル毎にネットワーク機能の開発・検証等の工数が発生しますが、ホームネットワーク機能をオフロードしモジュール化することで、DLNAガイドライン製品の開発期間短縮とラインアップ展開を容易に実現し、将来的に発生する開発コストを大幅に削減することが可能になります。

ネットワークの堅牢性(対DoS攻撃対策)

インターネット対応により、デジタル家電も、DoS攻撃などのネットワークを通じたハッキング、クラッキング対策対応が必要となってきました。
例えばホームネットワーク機能を含んだ機器が攻撃され、その影響が全体に及ぶと、家電としてのネットワーク以外の機能も使用できなくなる可能性があります。
ホームネットワーク機能をオフロードすることで、本体への影響を最小限に抑えることが可能になります。例えばネットワーク対応テレビが攻撃にあったとしても、NOEを採用することで、TV自体の映像が映らなくなる、といった問題が発生することを避けることが可能です。
NOEモジュールは約60msec以内(システム環境により異なる場合があります)で再起動が可能、問題が発生した場合でもその被害を最小限で抑えることが可能となります。

Wake on LAN機能による省電力機能

昨今ではデジタル家電におけるスタンバイ状態での消費電力が問題となっています。メインシステムのCPU機能が向上するに従い、消費電力も大きくならざるを得ない状況です。NOEを導入することで、サブシステムにWake On LANの機能が搭載されていれば、スタンバイ時にはメインCPUをオフにし、NOE側CPUをスタンバイ状態にしておき、Wake on LAN機能を使いメインCPUをオンにすることで、待機時の電源を低減することが可能となります。

ホストシステムのCPU, OSに依存しないアーキテクチャ

NOEはホストシステムのCPU, OSに依存せず導入することが可能です。NOE側の機能を利用する為のホストシステム側ライブラリ(コマンドインターフェース)はソースコードで提供しますので、お客様が利用するメインシステムの環境にご自身で導入が可能です。

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マルチチャンネル対応システム

ホストシステムのCPU負荷を軽減するNOE構成のDMSは、ホストシステムのCPUが200MHzクラスでもDTCP-IPでコンテンツ保護をした状態で地上デジタル放送の3チャンネル同時配信を実現します。

動作確認環境
ホストシステム:NAS(CPU: PowerPC 200MHz OS: Linux)
ホストシステムとの接続はUSBを使用

ネットワーク録画対応システム

CPU負荷分散を実現したNOE構成のDMSは、ホームネットワークからコンテンツを受信(録画)とホームネットワークへの送信(配信)を同時に処理することが可能です。
ネットワーク経由での録画が可能となり、宅内の離れた部屋からもコンテンツの視聴が可能となり、利便性が劇的に向上します。

お客様のDLNAガイドライン1.5対応機器開発で、マルチチャンネルに対応した機器開発を短時間で実現するソリューションとしてご活用ください。

※お見積、詳しいパフォーマンスデータをご要望の方は弊社営業もしくはWeb問い合わせ窓口からご連絡ください

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DLNAガイドライン
Ver 1.5(2006年10月拡張版)ガイドラインの必須要件に対応
デバイスクラス
DMS/DMPに対応
デバイスケーパビリティ
+UP+/-UP-, +DN+/-DN-に対応(-xx-は便宜上の表示)
UPnP-AV
DLNA デバイスクラスを構成する必須サービスに対応
独自のアクションを任意に実装可能なAPIをご提供
その他
デコード、トランスコードはホスト側での実装となります。
タイムシーク、バイトシーク可能なAPIをご提供
リンクプロテクション
DTCP-IP ver1.1 / Ver1.2(Move)ARIB仕様
DMS
対応メディアフォーマットは任意に定義可能
DMP
対応メディアフォーマットは搭載されるデコーダに依存します。
フットプリント
300KB~

※機能・仕様はUbiquitous Network Framework, Home Network Option, Link Protection Optionに準じます。

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対応実績
  • ホストシステム:Linux (Kernel 2.4x, 2.6x)
  • サブシステム:Ubiquitous Network Framework
  • サブシステム用マイコン:ルネサステクノロジ SH-Etherシリーズ
製品形態
  • ソフトウェア開発キット(SDK)
  • 取扱説明書
  • API仕様書
  • USB通信仕様書
  • Linux USB / Ethernet ドライバのソースコード
  • NOEライブラリのソースコード
  • サンプルアプリケーションのソースコード
ご提供形態・方法
  • ソースコード及びオブジェクトによるご提供
  • 貴社指定のハードウェアにポーティング(個別お見積)
  • なお、本製品でDTCP-IPの機能を利用する場合、DTLA (Digital Transmission Licensing Administrator)とのライセンス契約が必要です。
DTCP-IP

Link Protectionと呼ばれる、伝送路を保護し、著作権保護されたコンテンツをセキュアに配信する技術。ホームネットワーク(IPベースの家庭内LAN)において、例えばHDDビデオレコーダーで録画した地上デジタル放送の著作権保護されたビデオ映像を、搭載されたDMSの機能を利用して、ホームネットワーク内で、デジタルTVやSTBに搭載されたDMPの機能を利用して再生する際に必要となる技術です。

FAQ
  • Q. ホストのOSに依存性はありますか?
  • A. ホストはLinuxを前提としてドライバを提供していますが、ソースコードを含めて提供していますので、他OSへの移植も可能です。
  • Q. ホストのCPU負荷はどの程度軽減できますか?
  • A. NAS(CPU: PowerPC 266MHz)の場合、地上デジタルコンテンツの3チャンネル同時配信でCPU負荷は20%前後まで軽減できます。
  • Q. 既にホストシステム上にはネットワークアプリケーションが実装されています。NOEを採用する場合、何か修正・変更が必要になりますか?
  • A. NOEサブシステムは、USB Etherデバイスとして動作しますので、既存のネットワークアプリケーションは全て変更なく動作します。
  • Q. オフロード可能な処理はなんですか?
  • A.  UPnPデバイスアーキテクチャ、UPnP AV、DTCP-IPなどのホームネットワーク機能をオフロードできます。
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